top of page

「細胞性食品」研究は、作るだけではなく、食べて評価する時代になりつつあります。
実際に試食した感想をお届けします。
cheese
精密発酵Remilkのクリームチーズ

2023年4月19日
イスラエルの精密発酵Remilkのクリームチーズを試食しました。
動物のミルクとおなじプロテイン(しかもラクトース無し、コレステロール無し、抗生剤無し、成長ホルモン無し!!)を精密発酵技術で生産して作ったクリームチーズで、イスラエルでは同系統の代替乳カテゴリで初承認されました。

チーズを口に入れてから、目が泳いで、にやけているのがわかりますでしょうか…。
お味があまりに「クリームチーズ」でしたので、逆に動画を見てくださる方に味を差別化して表現する言葉を探すのが大変で動揺しました。

beef
細胞性牛肉(Aleph Farms社)
ジューシーで口に含むとまろやかな脂の味でした。
日本でお肉を食べた時のあの甘い脂の香りがしたのにはびっくりでした。ぜひプロに食べていただき、検証いただきたいです。
4ミリ程の薄いお肉ですが「つなぎ」の構造的に肉汁をしっかり保つらしく、6分グリルしてもしっとりらしいです。通常のお肉ではカリカリになってしまうほどの長い時間グリル(調理しつつ炭火の香りをつける工程)しても、ジューシーさが保たれるとのことですので、食の表現の選択肢が広がったとシェフがコメントされていたのが印象的でした。
ナイフを入れると筋繊維のような組織を見せながらお肉がやわらかくほどけました。
食感も同様に柔らかく、「脂の多めのお肉」を食べているときの食経験に似ていました。中身はほんのりと赤くて「お肉」らしさがありました◎ 。
層になっている部分は厚めの湯葉のような食感。
血の味は控えめ(なタイプの商品を試食)なので赤身肉が好きな好きな方ですと、若干物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

細胞性サーモン、細胞性ベーコン、細胞性チキン、細胞性チョコの試食レポ
試食レポは近日公開予定
bottom of page